ヒフデュラ®︎は、主治医の判断のもと病院内での投与のほか、ご自宅などでの自己注射も検討いただけるお薬です。
ヒフデュラ®︎は、主治医の判断のもと病院内での投与のほか、ご自宅などでの自己注射も検討いただけるお薬です。
この自己注射ガイドをよくお読みいただき、少しでもわからないことや不安なことがありましたら、主治医もしくは看護師、薬剤師にご相談ください。
お薬(ヒフデュラ®︎)は冷蔵室(2~8℃)で外箱(遮光)のまま保管してください。
医療機関から必ず提供されるもの
医療機関から任意で提供されるもの
必要に応じてご自身で用意していただくもの
1
ヒフデュラ®︎配合皮下注シリンジを箱から取り出し、左に記載したチェックポイントを確認します。
薬剤は長時間室温で放置しないようにしてください。
2
環境を整え、石けんなどで手を洗い、注射に必要な物品を並べます。
ヒフデュラ®配合皮下注シリンジ専用 自己注射補助具の梱包内容と各部名称
ヒフデュラ®配合皮下注シリンジ専用 自己注射補助具アジャスター
アジャスターを使用する場合はヒフデュラ®配合皮下注シリンジの取りつけ前に行います。
アジャスターを取りつけた後、以降の手順にしたがって自己注射を行ってください。
● おへその周り5cm以内は避けてください。
● 前回とは違う部位に注射してください。
● 赤みのある部位、傷や傷あと、あざ、痛みを感じる部位、硬い部位、ほくろのある部位などは避けてください。
記入例
前回と同じ部位への注射を避けるため、「自己注射チェックシート」などの注射部位記入欄に注射した部位と日付を記入しておきましょう。
自己注射補助具を使用する場合
1
シリンジキャップを取りはずす
シリンジ先端のシリンジキャップをつまみ、横に折り曲げて取りはずします。
2
注射針を取りつける
注射筒内に異物がないことを確認後、注射針をシリンジの先端に取りつけます。
3
気泡を取り除く
ゆっくりとプランジャーを押して、気泡を注射針の針先から押し出し、針の先端まで薬液を移動させます。
自己注射補助具への取付に移ります。
※この時、針カバーはついた状態にしてください。
4
ニードルガードを解除する
ニードルガード解除ボタンを押します。ニードルガードが自己注射補助具の本体から出ている状態にしてください。
5
カバーを開く
6
シリンジを装着する
自己注射補助具の上部からヒフデュラ®配合皮下注シリンジを差し込みます。フィンガーグリップがフィンガーグリップポケットの溝におさまるように入れてください。
7
カバーを取りはずす
カバーを閉じてください。カチッと音がすると、ヒフデュラ®配合皮下注シリンジが固定されます。
自己注射補助具を使用する場合
1
注射部位を消毒する
注射部位をアルコール綿で消毒し、自然に乾燥させます。
2
針カバーを取りはずす
補足事項 ①
針カバーをはずす際に、ニードルガードが本体内部に押し込まれロックされた場合、ニードルガード解除ボタンを押して、ニードルガードが自己注射補助具の本体から出ている状態にしてから次の手順に進んでください。
針カバーをゆっくりと引っ張ってはずします。
3
針が隠れているか確認する
ニードルガードで針が全て隠された状態であることを確認してください。
4
補助具を持つ
カバーのツメに親指を添え、片手で自己注射補助具を持ちます。
5
注射部位に針を刺す
台座を皮膚に垂直に当て、ピッタリと密着させたまま注射部位に押し込み、針を刺します。ニードルガードがカチッとロックされると、正しく針が刺さっている状態です。
6
薬液を注入する
補足事項 ②
投与確認窓から、プランジャーのゴム栓がそれ以上進まないことを確認してください。
反対の手でプランジャーを一定の力でゆっくり押し、通常20~30秒かけて薬液を全量注入します。
7
注射部位から針を抜く
薬液を全量注入したことを確認した後に、注射針を抜きます。
補足事項 ③ 手が大きい方の自己注射補助具の持ち方
自己注射補助具を持った際に、投与確認窓が指で隠れてしまったり、ニードルガード解除ボタンより下に手のひらや手首がかかってしまう方は、指先で自己注射補助具を持つことで打ちやすくなります。
1
ニードルガードを戻す
注射後、ニードルガード解除ボタンを押してニードルガードを戻します。
2
カバーを開く
3
シリンジを取りはずす
自己注射補助具の上部から注射筒を取りはずします。
廃棄の仕方 注射針とシリンジを廃棄する
注射針、注射筒の再利用はできません。自己注射補助具から取りはずした後は、専用の廃棄ボックスなどに廃棄してください。
アルコール綿などは家庭ゴミとして廃棄してください。
注射針とシリンジはそのまま廃棄ボックスなどに廃棄します。
自己注射補助具の保管方法
自己注射補助具は繰り返し使用します。使用後は、水で濡らした布やアルコール綿でふいて清潔に保管してください。アルコール綿などは家庭ごみとして廃棄してください。
ニードルガードを本体内部に押し入れロックされた状態で保管してください。
ヒフデュラ®配合皮下注の投与期間中は、特に感染症およびショック、アナフィラキシーに注意してください。
以下のような症状があらわれたら、速やかに主治医または看護師にお知らせください。
全身のかゆみ、蕁麻疹、喉のかゆみ、ふらつき、ドキドキする、息苦しいなどの症状がみられることがあります。
注射部位が赤くなる、痛くなる、かゆくなる、発疹が出るなどの症状がみられることがあります。
顔面浮腫、蕁麻疹が出るなどの症状がみられることがあります。
頭痛
疲労
浮動性めまい
悪心、嘔吐
リンパ球数減少
好中球数増加
発疹
アレルギー反応
JP-VDJCIDP-25-00764(2025年12月作成)